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以下のいずれかにあてはまる器具は一般的に電気的な調光ができません。 (1)ファンによる強制空冷をおこなっている器具。 (2)光源にメタルハライドランプ・水銀ランプなどを使用している器具。 | ||||||||||||||
調光できない理由は次の通りです | ||||||||||||||
(1)ファンによる強制空冷をおこなっている器具の場合 | ||||||||||||||
ファンによる強制空冷をおこなっている器具の供給電力を調光回路により絞っていくと、
ファンの回転が不安定になり、あるところで停止します。
この時ランプの発熱は低下していますが、まだ不十分ながら点灯して熱が多量に出ています。 そこでファンによる冷却がないため器具の温度が上昇し、発煙や火災の危険が生じます。 ファンを内蔵している当社の器具では、ファンの故障や吸排気が妨げられた時など、 器具の温度が異常に上がって事故にならないように、 温度ヒューズを内蔵しています。 供給電力が絞られ、ファンの回転が遅くなったり止まったりしている状態でランプが発熱していると、 器具内部の温度が上昇し、そのため温度ヒューズが熔断して器具の電流を遮断します。 温度ヒューズは一度働くと復帰しませんので、 一旦切れると新しい物に交換しなければなりません。 (バイメタルを使用した復帰形の温度異常検出素子は、繰り返し動作する事により、 電流遮断接点が溶着する恐れがあり、返って危険なため使用していません) ファンとランプの回路を別々にし、ランプ回路だけに調光回路を通す2回路タイプとすることで、 この問題が解消されて調光可能となります。 しかしファン回路とランプ回路が別々になっていますので、 ファン回路の入れ忘れがないように十分な注意が必要です。 | ||||||||||||||
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(2)光源にメタルハライドランプ・水銀ランプなどを使用している器具の場合 | ||||||||||||||
ランプへの供給電力が下がりますと、特性の著しい低下・照射光の青または緑への色温度変化・ランプ寿命短縮など起こります。
さらに、安定器を含む器具電力を制御しますと始動点灯さえ不可能になります。 |